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お金の起源は物々交換ではなかった?


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今回は、まだ一般的に常識となっていないお金の裏歴史について、説明します。

 

まず、衝撃の事実を。

 

お金が物々交換によって出来た媒介物というのは間違いだった

 

と最近の研究でいう事が明らかになりました。

 

お金が物々交換によって出来たというのは全くの幻想です。

確かに例えば、アダム・スミスがお金は物々交換の為に発生したと言っています。

しかし、それはそう言わなければならない理由が当時のイギリス経済にありました。

 

物々交換の為にお金は出来たと言われている事自体は事実です。

しかし、最近の研究でどんどん覆っていて、お金の起源は物々交換の為ではなく、やっぱり現代と同じく借金のシステムだったというのが実は定説になりつつあります。

 

最近の研究では、古代メソポタミアが麦を運営していた王様が、巨大な神殿を作っていたが、巨大な神殿から毎年取れる麦を国民に貸し出すときに借金の証明書をくさび形文字を粘土板に付けて、借金の証明書で渡して、「お前、一年後で麦で返して来いよ」というのがお金の起源となりつつあります。

 

その後、物々交換が出てきますが、元々お金は借金のシステムによって始まりました。

お金はモノやサービスを売る為の証明書です。

お金は価値があるのはそれは皆が信用して使っているからで、信用システムがお金です。

 

銀行信用システムは日本では明治近代によって作られました。

明治維新の前の戊辰戦争で江戸幕府と会津藩が戦う時に、明治政府がお金がなかったので、「俺達が政権取ったら良い世の中になるから信用しろ」と言って、太政官札という朝廷の権威を借りて、紙切れを印刷して大量に刷りました。

太政官札は政府紙幣でしたが、失敗しました。

後で返せないので、紙切れだけ残って、インフレになって大変なことになりました。

それを止めさせるために中央銀行を明治政府が創って、もう一度銀行システムを作ろうということで、当時は金本位制で借金でお金を作って伊藤博文以下、日本に近代銀行を作ったのが最初です。

今は裏付けが金でも何でもない不換紙幣で信用創造をしていますが、当時は金が裏付けとなった信用創造でした。

 

お金の起源は借金です。

お金は税金として発行して、税金として流通するから通用します。

日本の紙幣は国家に対する負債=税金として発行されました。

例えば、和同開珎(708年~)奈良の都をつくるための「公共事業の資金」を得るために、朝廷が国民から金を集めるために発行しました。

お金は物々交換で発行したのではなく、国が奈良の都を作るために国民から集めるための道具として税と発行されたのです。

 

お金は最初から政治的な道具です。

メソポタミアも奈良もです。

 

ところが、何故、「物々交換のお金の方が本当は意味がある」とアダム=スミス等が誤魔化してずらしたかと言うと「神の見えざる手」というマーケットに全部任せておけば、全て上手く行き、「文句言うなよ」という意味だったのです。

 

政治的な道具、つまり自分たちのお金のシステムは変えられるのに、こうやってあたかも自然現象の様に変えられない様なものに刷り込まれていくのです。

それが今の銀行マネーを見えなくしています。

例えば、皆さんはお財布に入っている現金がお金だと思い込まされています。

 

これはいわゆる国家への強制負債としてのお金です。

国家は、通貨発行権があれば、税として使用される貨幣を発行出来ます。

しかし、これが、貨幣が政治的道具であることの意味、物々交換で消費品としての貨幣では、市場に任せておけば万事OKということになってしまいます。

ただ、この方が、経済学にとって、また貨幣と一体となっている国家権力にとって都合が良いのです。

 

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